遠州ブランドスピリッツ

STORY

本気で遊ぶ、大人のために

2017.12.04
■インタビュー/有限会社オグショー 小栗伸幸
【第2話】

想いでひらいた、新たな道

バイクの世界へ、恩返しをしたい

Tバイク業界への想いが、オグショーのトランスポーター(通称:トランポ)の始まりとなったのですね。
小栗はい。ただ、自分の立場もあり、バイクに直接関わるのではなく、別の形でバイクに乗る人をサポートしたいと思ったのです。


お金がなかったライダー時代、スタートラインに立った時点で負けていることのないように、どうにかきちんと寝られるようにと、車をいじって自分なりに工夫していました。


「何とか、この経験を生かそう!」と思ったのです。トランポを作る専門店は全国的にも無いので、1人ぐらいなら、食べていけるのではないか、と。
Tだから、トランポだったのですね。
小栗はい。トランポを中心にして、私が持っている技術と経験を、情熱を持っている人たちに伝えていく活動がしたいという気持ちがありました。仕事を通じて、バイクの人たちと再び話がしたかったのです。
Tなるほど。
小栗バイク業界への恩返しがしたかったのです。1人でもいいから、少しでもいいから、私と出会ったことによって、モトクロスが楽しくなってくれたら、成績が良くなってくれたら、それほど嬉しいことはなかったのです。

今でもお客さまに対して、私が大切にしているのは同じことです。オグショーと出会ったことで、「趣味が楽しくなった」、「視野が広がった」と言ってもらえる。そんな会社でありたいと、いつも思っています。

キャンピングカーで、トランポ作りを学ぶ

Tトランポのお店は、どのようにスタートしたのですか?
小栗トランポを作れるようにならなければいけませんが、最初は何の技術もありません。キャンピングカーを作る勉強をすればトランポが作れると思い、まずはキャンピングカー屋さんに修行に行くということからスタートしました。

そのキャンピングカー屋さんは今でも師匠ですが、当時から何一つ教えてくれません。聞いたら教えてくれるということでもありません。できあがっているものを見て、自分で考えろということです。
Tでは、本当に見よう見まねで覚えたのですね。
小栗そうです。そうしている間に、キャンピングカーに関するものは何でも作れるようになりました。

修業の場で感じた、師からの恩

小栗数年して、師匠から「会社の幹部にならないか」という話もありましたが、お断りをしました。私が作りたいのはキャンピングカーではありませんでしたから。そうすると、「もう、おまえ独立しろ」と言われました。

そうして、その事務所の一角を借り、机1台から始めたのがトランポ屋です。

次第に注文が多く入るようになって、今度は「出ていけ」と言われ、そのお店を出ることになりました。
T厳しい方だったんですね。
小栗その人の愛情なのです。居てもいいのだけれども、階段を上らせて、「お前なら、もう一人でもやっていけるから大丈夫」ということを言いたい。でも、口が悪いから、そういう本心は言わないのです。

つづく

■PROFILE

有限会社オグショー

1BOXカーなどを改装し、ベッドや荷台などを装備した「トランスポーター」を製造・販売。アウトドアでの機能性と快適性を追求し、さまざまな趣味を楽しむ人たちをサポートしています。手軽に購入したい方のために基本性能を選ぶスタイルから、自分仕様にこだわるフルオーダーまで、お客さまに合った一台を制作。ネットショップでのパーツ購入も可能です。

■ホームページ:http://www.ogushow.co.jp/

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