TOWTOWMI SELECTION

STORY

産地から「お茶」を発信する

2014.09.25
■インタビュー/丸山製茶 株式会社 「茶寮 きみくら」チーフ 竹嶋 友規
【第3話】

伝えたい、「日常で楽しむ」お茶

毎日の生活が、お茶を中心に回る街

T「茶寮 きみくら」のチーフである竹嶋さんは、こちらで働き始めて何年ぐらいですか?竹嶋6年目です。まだオープン前で、準備の段階で私は入社をしました。T元々のご出身は、どちらですか?竹嶋掛川です。少し離れていた時期もありましたが。Tそうなのですね。掛川に戻ってきて、何か再発見はありましたか?竹嶋世の中では、お茶を飲む人が少なくなっている、と言われていますが、この辺りの人々の生活が、自分が思っていた以上に、お茶を中心に回っているのに少しビックリしました。もちろん、私も小さい頃、家でお茶を育てて作っていたので、知っていたはずです。それが改めて、例えば新茶の時期などは、皆さん一斉に、「自宅用のお茶を買わなくては」とか、「親戚の方に送らなくては」という風に、一大イベントになっているのを目の当たりにして、面白かったです。Tそんなに、お茶が生活の中心なのですね!竹嶋そうです。他の地域には、まったくないことです。ちょっとした、カルチャーショックを受けました(笑)。T掛川の人には、「お茶カレンダー」のようなものが、きっとありそうですね。竹嶋まさに、そんな感じですね。

誰がいれても同じ「おいしさ」を目指す

T現在は、どういったお仕事を主にされていますか?竹嶋2階の喫茶の部門で、日頃はお客さまにお茶をおいれしたり、あとは新しいメニューや企画を考える仕事が主です。

それから、すべてのスタッフがお茶を上手にいれることができるように、ある一定のレベルに引き上げていくということも私の任務です。現在は、約15名のスタッフがいますが、全員が同じ味を出せるように、という訓練が大変です。T難しそうですね・・・。竹嶋はい。お茶はいれ方ひとつで、渋くも甘くもなるので、正直、本当に難しいですね。でも、お店としては、いつも同じ味でお出しできなければなりません。T「お茶」のお店として、ですね。竹嶋はい。例えば料理屋さんや甘味屋さんに行ったりして、何気なく出てくるお茶があります。そこでは料理や甘味がメインです。きみくらは、お茶が主役でありたいと思うので、お茶の味はブレないよう心がけています。

「きっかけ」を提供して、お茶をより身近に感じてもらう

Tお客さまは、どういった方が多いですか?竹嶋オープン当初は、本当にお茶が好きだという感じの、ご年配の方が多かったですが、最近は、小さなお子さま連れのお客さまや、若いカップルも多くなってきています。Tそれはお店として、いろいろな方に来てもらうためのアプローチをしていらっしゃるのでしょうか?竹嶋そうですね。夏の間だけ提供している、かき氷がきっかけで、お越しになっている方は多いと思います。その一方で、この辺りでは、日本茶を飲める喫茶店やカフェがないので、若いカップルや女性グループでも、お茶が好きでという方も結構いらっしゃいます。Tそうなのですね。竹嶋はい。皆さんがお茶を飲んでいる姿を見ると、こちらとしてはすごく嬉しいです。

この店ができた最初の目的が「お客さまにお茶を楽しんでいただく」ということです。ですから、もっとお茶を身近に楽しむ機会を増やしていきたいですね。食事の時に飲むお茶だけではなくて、お茶には本当に様々な味わい、飲み方がまだまだあります。そういった、新しいお茶の魅力を、お客さまに伝えていけたらと思います。

つづく

■PROFILE

丸山製茶 株式会社

昭和8年創業の掛川市を代表するお茶メーカー。卸販売のほか、本社向かいの自社運営ショップ「きみくら」では、オリジナル商品を販売するほか、ネットショップも運営しています。ショップの喫茶コーナーでは、選りすぐりの甘味とともに、丁寧にいれたお茶をゆっくり楽しめます。


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