宿泊セレクション

STORY

遠州を発見し、感じる宿

2014.08.11
■インタビュー/星野リゾート 界遠州 支配人 岡本 真吾
【第5話】

地域の魅力が詰まった、唯一無二の宿に

「遠州」をきちんと感じて、帰ってほしい

T今後、どのような宿を目指していきたいですか?
岡本日本に旅館が幾つあるのかは分かりませんが、その中でやはり「唯一ここだけ」という部分を、突き詰めていきたいです。せっかく旅行で静岡県に来て、遠州地域の浜名湖周辺に泊まったときに、「この場所ならでは」をきちんと感じて帰ってほしいのです。

地域性というのが、ものすごく大事だと私は思っているので、界遠州は少なくともそこを目指していきたいと思っています。今はお茶や綿紬を取り入れていますが、ここを追求していくことはもちろん、まだ隠れた地域の魅力を発掘していかなければならないと思います。

宿の中から外の環境へつなげる

岡本その中のひとつとして、浜名湖のそばという立地をどうやって生かすかが、自分たちの次のテーマです。
T具体的にはどのようなことでしょう?
岡本ここの観光のメインはロープウェーです。宿に着いてゆっくりされる方はそのまま1回も外に出ませんが、ちょっと外へ行かれる方はロープウェーや舘山寺に行かれます。少し前までは浜名湖花博が開催されていたので、ほとんどの方が花博へ行かれていました。

花博が開催されていたときに、皆さんが花博へ行っているということは、逆に言えば、それがないと行く所が限られてしまうということです。ですから、個人的には観光はまだまだ開拓の余地があると思います。
Tなるほど。
岡本今は宿の中でいかに楽しんでいただくか、という部分が大きいですが、今後は宿の外でも楽しんでもらえれば、と考えています。何ができるのかというのはまだ形になってはいませんが、浜名湖という環境はぜひ生かさなければいけないと思うのです。

そういったことも含めて、旅館としては、「地域の魅力の詰まった唯一無二」を目指していくということです。

スタッフ全員でつくる、想像以上の宿

岡本星野リゾートというのは、現場のスタッフたちがいろいろなことを自分たちで決められる会社です。その土地ならではの魅力的な宿にしていくためには、現場で決めていかないと、時間もかかってしまい、いろいろなことが間に合わないのです。会社としては、現場のことは現場の人が一番よく知っている、という考え方です。
Tそれは、確かにそうですね。
岡本若手のスタッフについても、地域の魅力を打ち出す何かをやりたいという人間ばかりです。彼らと一緒にいることで、まだまだいろいろなアイデアが出てくるのだろうという気がしています。

支配人の自分がやっていることは大したことではなくて、スタッフみんなが考えたものを形にしているだけなのです。彼らがいてくれることで、自分の想像を越えるアイデアが、きっと出てくるだろうと信じています。

2014年7月






■PROFILE

星野リゾート 界遠州

浜名湖の温泉地・舘山寺の老舗旅館を改装し、星野リゾートの「界」旅館として、リブランド・オープン。滞在中、お茶を五感で楽しむためのさまざまな趣向が凝らされ、お茶の世界の新しい魅力を発見できます。浜名湖を見渡せるお部屋とお食事処で、ゆったりとくつろげる宿です。


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