遠州ブランドスピリッツ

STORY

暮らしによりそう、地域のブランドに

2015.07.13
■インタビュー/HUIS(ハウス) 松下あゆみ
【第3話】

遠州織物の良さを、多くの人に届けたい

自分たちのこだわりが、伝わったよろこび

Tブランドとして、デビューしたのはいつですか?
松下2014年の10月です。ネット販売が基本ですが、地元のカフェや雑貨店、遠州綿紬のぬくもり工房さんなどにも、置かせていただいています。
T実際にハウスのシャツを着てくれた方の、反応はどうですか?
松下やはり使っていただいた方は、着心地の良さを実感してくださるようで、「愛用しています」というお声をたくさんいただいて、うれしく思っています。実は、最初のお客さまは、パタンナーの年配の女性です。
Tそうなのですね!?
松下はい。出来上がったときに、1枚よけてあって、「私、これを買います」とおっしゃていただいたのです。作ってくださった方に、良さをわかっていただけたことが、本当にうれしかったですし、大きな自信になりました。

遠州に住みはじめて、わかること

T松下さんご自身は、関西ご出身とのことですが?
松下はい。結婚してから、夫の地元である浜松に住みはじめました。住む前は、浜松といえば、「うなぎ」のイメージが強くて、住んでみて初めて、海産物や農作物もさまざまなものがある、豊かな土地だということを知りました。織物の産地だということも、まったく知りませんでした。
Tそうだったのですね。
松下でも実は、この地域では歴史がある産業で、それが時代とともに、機屋さんも減ってきているのだということを知りました。若い人の中には、この地域に生まれ育っても、織物の産地だということを、知らない人もいると思うのです。
Tそうかもしれません。
松下それに、「遠州織物」というと、浴衣など、和のイメージが強いかもしれませんが、いろいろな方に話を聞いていくと、自分たちが憧れていたような、国内外の一流ブランドの服の生地が、実はこの地域で織られている、ということがわかったのです。

せっかく遠州に住んでいるのだから、ハウスでは、自分たちでは手が出ないような高級ブランドと同じ品質で、もっと気軽に着られる服をつくれたら、と思ったのです。

まわりの期待と応援が、原動力に

松下最初は、「服が好き」という想いから始めたハウスですが、立ち上げまでにサポートしてくれた方がみんな、ハウスにとても期待をしてくれていますし、応援もしてくれています。そういった方たちと関わっていくうちに、「期待や応援に応えたい」、「少しでも恩返ししたい」という想いが、だんだんと大きくなってきました。
Tなるほど。
松下今はまだ、ハウス自体のことを知ってもらう段階ですが、ハウスを通して、全国の皆さんに、遠州織物の良さや素晴らしさを、知っていただけたらと思っています。それと同時に、ハウスとしての世界観もつくり上げていきたい。そのためには、継続していくことが大切だと思うので、長い目でじっくりと、ブランドを育てていければと思っています。
T確かにそうですね。
松下これは余談ですが、6歳の娘が、「わたしがハウスを継ぐ!」と言っているので(笑)、そんな日が来るまで、続けていきたいですね。
Tそれは、すてきですね。
松下そうですね。本当にそうなると、うれしいと思っています。

2015年6月

■PROFILE

HUIS(ハウス)

2014年10月より、遠州織物のシャツや服飾小物を企画・販売。オリジナルの生地を使い、細部にまでこだわり抜いたデザインで、愛着を持って長く着られる服づくりを目指します。ネットショップほか、遠州地域内のカフェやインテリアショップ等でも購入できます。

■ホームページ:http://1-huis.com/
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