TOWTOWMI SELECTION

STORY

遠州色のジャムづくり

2014.05.08
■インタビュー/ひなたカフェ 村松 陽子・村松 正規
【第2話】

カフェからジャムづくりへ

性に合っていたジャムづくり

Tジャムを作り始めたきっかけは?
村松 陽子カフェで、「ひなたパン」という自家製のパンを焼いていたのですが、最初はそれに付けるジャムをイチゴで手作りしたのです。それからだんだんと種類が増えていって、そのうち、カフェのお客様から「売ってくれませんか?」と言われ出して、売るようになったのです。
Tそうだったのですね。
村松 陽子ただ、ジャム作りは結構大変だったから、ランチに付ける分だけにして、販売するのは1年目でやめようと思ったのです。そうしたら、常連さんに「ジャムはもう売らないのですか?」と言われて、「じゃあ、お客様の分は作りますよ」と言ったりして、結局は2年目以降も作るようになったのですが。
村松 正規家内は職人肌なもので、黙々と作っていくのが好きなタイプなのです。
村松 陽子そうですね。前の会社でランドスケープの仕事をしていたときも、黙々と図面を書いたり、大きな図面の色塗りなどもあったのですが、ああいうのが好きな作業でしたね。だから、ジャム作りも黙々とやれます。
Tじゃあ、やはり性に合っていたのですね。
村松 陽子はい。出来上がった時に、すごく達成感が出るのがいいですね。ランチだと早く出さなければ、というのもあって、バッと出してもうすぐ提供するという感じで、出したらお客様が食べて無くなってしまいますし。その点、ジャムづくりは、きちんと瓶に詰まって形になるのがいい。

地元のものを、自信を持って提供する

Tせっかく続けてきたカフェをやめて、ジャムづくりに専念しようとなったのは、どのようなきっかけですか?
村松 陽子一番のきっかけは、昨年の秋、浜松市の中心街にある肴町(さかなまち)通りのイベントに出店したことです。

初めて大きなイベントに出店したのですが、そこでの手応えがとてもよかったのです。お客様と対面して販売もできるし、出店者同士の横のつながりもできたり、地元の人もいろいろ協力してイベントを盛り上げてくれたりして楽しかったのです。
村松 正規楽しかったし、ちゃんと売れました。
村松 陽子そうそう。そういう風にやっている方たちも結構たくさんいるので、お店以外の活動の仕方もあるのだなと思って、うまく切り替えてもいいかな、と思ったのです。
Tなるほど。
村松 陽子それと、もっと自信を持てるものがやりたいと思っていて、料理にしても、まだきちんと習ったわけではないので、やはり、ランチメニューにも自信が持てなかったのです。
村松 正規素材に関しても、地元のものを使うという点で、ジャムはランチよりも無理なくそれができるのです。カフェでも、子どもたちに安心なものを提供したいという思いがあったので、なるべく地元のものを使おうとしていましたが、ランチで全部地元のもので揃うというのはなかなか難しいですから。


つづく






■PROFILE

ひなたカフェ

昨年、自宅カフェを閉店し、ジャム専門店として生まれ変わった『ひなたカフェ』。主に地元産の旬のくだものを使い、季節感あふれるジャムやマーマレードを作っています。妻・陽子さんのジャムづくりを、夫の正規さんが会社勤めのかたわらサポート。イベントでの販売のほか、メールや電話によるオーダーも受け付けています。


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