【ちょい旅その17】鷲沢風穴(浜松市)

2015.08.04

〜遠州の自然が生み出した日本唯一の水平天井が特徴の石灰岩洞窟〜

 

8月、夏真っ盛り。海・湖・川・山、アウトドア派には待ちに待った季節の到来、どこへ遊びに行こうかプランを立てるのも楽しみの一つですよね。

 

しかし、頻繁に遠出をしていては財布も体力も早々と尽きてしまうのも悩みどころ。

 

そこで、今回紹介するいいとこまんじゅうは安近短で、しかも涼しくて老若男女を問わず楽しめて、自然環境の勉強にもなっちゃうスポットを紹介します。そのスポットとは、浜松市北区鷲沢町にある「鷲沢風穴」です。

 

風穴とは雨水が流れ込み自然に形成された洞窟のことで、遠州地方では引佐町の「竜ヶ岩洞」が有名ですが、実は規模は小さいのですが他にも立ち入ることができる洞窟がいくつかあるんですね。

 

また、同じ石灰岩が造りだした地形として【ちょい旅その3】で紹介した立須も鷲沢風穴がある山の頂上近くにあります。

 

それでは、さっそく「鷲沢風穴」へ向かいましょう。

 

鷲沢風穴へは、浜松市街から国道362号または市道を経由し、県道299号で向かいます。国道362号からですと、都田川にかかる藤渕橋を渡り、そのまま県道299号線を直進となります。この辺りはみかん畑が多いですが、今は特産品のピオーネが直売所等で購入できますのでお土産におすすめです。

 

 

県道299号線を道なりに進み、みかん畑や棚田を横目にワインディングを楽しみながら進むと、やがて新東名高速道路が目の前に迫る四差路に行きつきます。ここを左折し、新東名の側道を進むと鷲沢風穴に到着します。案内看板も沢山ありますので迷わず行けるかと。

 

 

入口看板を曲がり、橋を渡って未舗装路を進むと鷲沢風穴の入口前駐車場に到着します。こちらには地元企業組合が運営するお土産売り場の建物やオートキャンプ場もあります。そして、建物の奥には露出した岩場とそこにぽっかりと口を開けた風穴が見えます。

 

 

風穴入口手前で管理協力費400円を支払うとパンフレットとヘルメットを渡されます。ヘルメットを被る必要があるほど危険な風穴なのか・・・意を決して中へ入ります。

 

 

風穴内は大人一人が通れる幅の坑道が整備されていますが、子供でないと入れないような空間もあり冒険心をくすぐります。照明もしっかり整備されていて内部の様子がよくわかります。

 

 

そして、なんと涼しいこと。風穴内に設置された温度計は15度を示しています。年間を通じて温度はほぼ一定なのでまさに天然クーラー、外に出たくなくなります。

 

 

観光用に整備されている部分の全長は約200メートルとのことで、奥に歩みを進めるとかなりアップダウンもあり、雨水によって石灰岩が削られて出来た不思議な形の岩や、神秘的な池、そして最奥部には洞内滝が見られます。滝からは勢いよく地下水が流れ落ちています。

 

 

 

滝が折り返し地点となっていてそこから出口へ向かっていくと、国内で唯一といわれる水平天井を見ることが出来ます。フラットな天井が出口に向かって続いており、ライトアップもされていて思わず見入ってしまいます。

 

 

出口付近まで来ると外の熱気が入り込んでいて、メガネが曇ってしまいました。暑い。ふと横を見ると、湧き水「天下の名水」の汲み場が。岩から蛇口が生えてる(笑)。

 

冷たくて美味しい!こちらの湧き水、20リットル100円で販売されてまして、この日も水汲みに来ている方がいらっしゃいました。

 

 

鷲沢風穴はなんと!一度料金を払えばその日は何度でも出入り自由だそうです。そして、風穴に併設するオートキャンプ場は炊事場等の基本的な施設に加えてアスレチックがあり、川遊びも出来ますので、風穴と合わせて1日中遊ぶことが出来そうです。

 

家族と、友達と、恋人と、気軽に訪れることができる鷲沢風穴で、ちょっとした冒険を体験しに訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

【施設情報】
名称:鷲沢風穴 

所在地:静岡県浜松市北区鷲沢町地内
アクセス:
新東名 浜松浜北スマートI.Cより市道又は国道362号経由 所要時間約20分
東名  浜松西I.Cより 県道63号線・県道299号線経由 所要時間約30分

 

COLUMNIST

Toshihiro Suzuki

バイク・トレッキング・日帰り温泉巡りを、こよなく愛する地方公務員の30代男子。遠州地域の国道を全てバイクで走破し、遠州の隠れスポットに関する情報量は桁違い。

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