夫婦で初めての浜松”いなさ”暮らし

2016.01.19

とっても久しぶりのコラム更新。ストーリー仕立てのコラムなので、
これまでの経緯に興味のある方はこちらを読んでからどうぞ?
 ?序章・前篇?  https://towtowmi.jp/column11_1/
 ?序章・後篇?  https://towtowmi.jp/column11_2/
 ?単身生活編?  https://towtowmi.jp/column11_3/

?半年間の単身生活が終わり、ついに夫婦での「浜松いなさ暮らし」はじまる?私が単身で引佐に来てちょうど半年がたった一昨年の10月に、夫が東京から引っ越してきた。東京でしていた仕事を辞め、気の合った仲間たちとも離れて、浜松に来てくれたのだ。正直こんな早く来てくれるなんて、想いもしなかった。きっと1年は単身生活だろうなと覚悟していたからだ。

私が引佐に来て2か月くらいの頃、夫と電話で話していた時のこと。
慣れない環境と張りつめていた気持ちが爆発して、電話口で「一人じゃ無理だよ・・・」と弱音を吐いたことがあった。この時の私に何か切羽詰まったものを感じたのか、夫は退職を決意、その後難航していた退職手続きも思いのほか早く進んだ。

東京にいたときから「東京オリンピックまでに東京を脱出しよう!」などと半分冗談で話していた私たち。東京で消費しながら暮らすこと、何かを買うために働くということ・・・その生活スタイルに疑問を持っていた私たち二人。

田舎で暮らすことに興味は持っていたけど、そこまで大きなきっかけがなかったこともあり、なんとなく東京での生活を続けていた・・・そんな二人のうちの一人が動かされたことで、私たち夫婦の運命も一気に動くことなった。第二の人生をなぜか私の故郷浜松で始めることになったのだ。自分の居場所を見つけられるかどうかということは、知らない土地で暮らしていくうえで大きな問題だ。友達も、知り合いも、つてもない彼は本当に私一人がいるということだけでここまで来てくれた。関東で生まれ育った彼にとって、浜松での生活はこれまでのものとはかなり違いを感じているようだった。

私自身はこの場所で自分の居場所のカケラを探すのに必死な時期で、かなり自分のことで精いっぱいだったと思う。慣れない土地に来た彼にその頃の私は何の気遣いもできなかった。1年たって思うと、なんてひどい状態だったんだと思う。「あの頃荒れてたよねぇ・・・」と今となっては笑い話。それができる今が、ありがたい。

退職後すぐということもあり浜松に来てからはしばらくは仕事はせず、その後の見通しも特になかった。今まですべてのことを先を見越しながら決めてきた彼が、人生で初めて「後先を考えずに決断した」のが浜松行きだったという。すべてはタイミングとご縁だなぁ、とつくづく感じる。

今後の彼が浜松とどんなご縁を結んでいくのか・・・続きはまた忘れたころに・・・。

COLUMNIST

Sayumi Inoue

平成26年より、浜松市の中山間地域のサポートを行う「浜松山里いきいき応援隊」・引佐地域担当として採用され、18年ぶりに浜松へUターン。昨年秋には夫も東京から移住し、夫婦での山里暮らしをスタート。地域に関わりながらそこに暮らすことで、日々自分の人生を再構築中。

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