遠州灘・浜名湖おさかな通信vol.135「もちかつお漁の外道シイラや、珍しいイヌが水揚げ!」

2021.09.06

 

南浜名湖は海の産地。全国でも珍しい、海につながる浜名湖の最南端の舞阪は、数年前から夏も「舞阪もちかつを」が揚がるようになりました。

 

遠い黒潮や枝潮にバケと呼ばれる疑似餌を付けた曳き縄を何本も曳き、かつおを釣り揚げるもちかつを漁。その曳き縄には、シイラが食うことがあります。

 

美しい海の表層につくシイラは、育てば2メートルほどにも育つ巨魚。豪快なジャンプを見せることもあります。

 

 

金・緑・青に彩られた巨魚シイラのオス・メスは、その頭の形を見ればわかります。

 

手前の大きく四角い頭を持つのがオス、丸く後ろに下がった額を持つのがメスです。

 

 

ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ愛されるのは、シイラの身がまるでトリ肉のようだから。

 

切り身にして唐揚げにして盛りつければ、きっとトリの唐揚げとして食べられる。そんな使い方もあるシイラ、試してみてください。

 

 

また、遠州灘に漁する漁師さんの水揚げ市場「舞阪漁港」の中に珍しい「イヌ」が登場しました。

 

水揚げされた魚には競り(入札)用の計量札がつけられ、この魚は「イヌ」と書かれています。もちろんこれは市場名。

 

イヌとはオキザワラ(カマスサワラ)のことです。

 

 

舞阪の冬から春、じつは先日も季節外れの豊漁がありましたが、サワラはよく水揚げされる魚ですが、このイヌは珍しい水揚げになります。

 

サワラより頭が鋭く長く、体に縞が多いのが特徴です。よく見れば確かに鼻(吻)が突き出て丸く大きな目がイヌを思わせるのかもしれません。

 

サワラ類は、幕の内弁当の小さくておいしい焼き魚などとして利用されますが、じつは1メートルを超えるような巨魚。ズラリと並んだ歯を持ち小魚を、高速で泳いでは捕らえる肉食の魚です。

 

その中にオキザワラは、イヌという名を持つ走るのではなく、泳ぐのが早い猛犬ならぬ猛魚なのです。

 

普段なかなか聞くことのない魚の市場名を知ると、より一層、地元の魚に愛着がわいてきますね。

 

※取材協力:浜名漁協 

 

■資料提供:南浜名湖あそび隊!

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TOWTOWMI編集部

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