遠州灘・浜名湖おさかな通信vol.131「舞阪漁港のぬっぺらぼう、ウシノシタ」

2021.07.19

 

南浜名湖は海の産地。全国でも珍しい、海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は、遠州灘に漁する漁師さんの水揚げする産地市場です。

 

舞阪漁港に水揚げする、まるで白い木の葉のような魚があります。

 

表は灰緑、裏は真っ白。ようく見れば目も口もエラもありますが、ちょっと見た感じには、まるでぬっぺらぼうの魚「ウシノシタ」です。

 

 

ようくようく見れば、とてもとてもつぶらな目があります。そしてカギの手のような口もあり、ようく見ればエラもあるのです。

 

これならば遠州灘の砂底に住む魚の妖怪ではありません。

 

 

ウシノシタと呼ばれ、またの名を「シタビラメ」と言います。競り籠に容れられる時は、こうして腹を表にして、まるで木の葉を並べるようになります。

 

ヒラメやカレイは活魚の場合は、必ず表にしておかないと死んでしまいます。魚の状態を見る時は裏にかえして真っ白い腹でいるか、摺れたり傷がないかを確認します。

 

ウシノシタは市場には凍り締めでやってきます。そしてこのように腹を向けて並べ、その状態の良さを披露するのです。

 

「ウシノシタはどう料理するの」と聞けば仲買さんも魚屋さんもムニエルにするんだよと答えます。塩コショウして、小麦粉をつけてバターで焼く、この食べ方のほか、揚げてしまってもおいしいそうですよ。

 

まるで牛の舌のような魚は手軽なフランス料理で楽しむ魚。木の葉のようなぬっぺらぼうではありません。

 

淡白な味わいのウシノシタ。家庭で簡単に調理できるので、見かけたら挑戦してみたいですね!

 

※取材協力:浜名漁協 舞阪漁港の漁師さん仲買さん魚屋さん

 

■資料提供:南浜名湖あそび隊!

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TOWTOWMI編集部

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