
浜松城公園の北側の細い道を西へ進むと、煉瓦造りのトンネルがあります。
このトンネルは「亀山トンネル」という名前で、かつてこのあたりを走っていた、「軽便鉄道奥山線(遠州鉄道奥山線)」の線路として使われていたもの。今では、もうこの線路はなくなっていますが、こちらのトンネルは、当時の名残を見つけることができます。
現在はこのトンネルを起点に、サイクリングロードが整備されています。

歩行者も通れるので、少し歩くことに。横幅2メートルほどの小さなトンネル。ほの暗いトンネルの向こう側から、明るい光が射しているのが、なんとも雰囲気があります。
朝夕は、近くにある高校に通う学生たちの通学路にもなっており、多くの方が利用しています。

トンネル内や入口には、かつての軽便鉄道の写真のパネルが飾られていて、当時の様子をかいま見ることができます。

トンネルを抜けると、木々に囲まれた道が続きます。

その先にまた、短いトンネルが。このサイクリングロードは、車道よりも低い位置にあるため、これはトンネルというより橋で、上のほうを、車が通り過ぎていくのが見えます。

車道との境目にある車止めが、鉄道の車輪の形をしていて、たくさん並んでいるのが、なんとも楽しげです。

途中、ベンチがあるので、休憩がてら、読書をしたり、お茶を飲んで景色を眺めたり、のんびりくつろげそうです。

この道は「家康の散歩道」の一部となっているそうで、佐鳴湖方面まで続く散歩道沿いには、さまざまな史跡やお寺があります。気候の良い時期に、少しずつ散策してみたいですね。
■亀山トンネル
■家康の散歩道
http://hamamatsu-daisuki.net/course/course09.html
■家康の散歩道アプリ
http://tsukuri.jp/2013/09/19/ieyasu2013/
■家康の散歩道
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■家康の散歩道アプリ
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