遠州灘・浜名湖おさかな通信vol.80「浜名湖うなぎ養鰻場で選別作業と搬出が始まっています」

2019.02.27

 

浜名湖といえばうなぎ。うなぎをシラスうなぎから育てる池を養鰻(ようまん)場と呼んでいます。

 

この季節、養鰻場から健康に太ったうなぎの池上げ(出荷)が始まっています。

 

前回は、池上げの第一工程、池の水を落としてうなぎを集める作業を紹介いたしました。

 

前回の記事はこちら

遠州灘・浜名湖おさかな通信vol.79「浜名湖うなぎ養鰻場では、池上げがスタート」

 

今日は選別作業と搬出をご覧いただきます。

 

ポンプで吸い上げたうなぎは、深い池に網で囲った中に放ちます。この囲いの上に設置するのが「舟」と呼ぶ選別用の道具です。写真では右より左をやや低くして設置しています。

 

 

この池は雄踏のランドマークである「THE HAMANAKO」こと旧名ダイワ浜名湖ロイヤルホテルを臨むところにあり、隣には釣り堀があります。

 

水清く井戸水豊かな浜名湖はかつてから養鰻池が多くあるところです。

 

 

囲った網の足元にはうなぎがたくさんいます。そのうなぎを丁寧にタモで持ち上げて舟に放てば、傾いた方へ向かって、左へとうねっていきます。

 

この舟の床にはすのこ状のスリット(隙間)が開いていて、うなぎが選別されます。小さなうなぎは隙間を通して下の別の網へと落ちていきます。

 

 

出荷サイズのうなぎは左の角まで舟の中を行き、半切りと呼ぶうなぎ用の籠の中に入ります。舟のすのこを変えれば大きさ別のうなぎの選別ができます。

 

 

大きさ別に分けたうなぎは半切りに入れて深みに運び休ませます。この工程のあと、さらなる選別のために池から運び出します。

 

 

水温を高く保つために覆いのかけられた養鰻池の温度はこの時期でも30℃以上。外は寒風でも池の中での搬出作業はTシャツ一枚で行っています。うなぎを入れた重い半切りを搬出します。

 

池でも大まかに大きさ別に分けていますが、今回も正式な選別を浜名湖養漁業協働組合のみなさんにお願いしています。搬出トラックに乗せるまでが養鰻池での作業となります。

 

 

選別して、半切は搬出まで深みに沈めてうなぎを健康に保ちます。どのくらい養鰻池が温かいかはカメラのレンズが一瞬で曇ってしまうほど。お風呂やサウナに入ったという温度です。

 

温かい池の水で育ったうなぎたちの旅立ち、最後に冷たい水をかけてうなぎを落ち着かせます。搬出運送の間に暴れないように冷やして動きを少なくする目的です。

 

 

水で冷やしたうなぎにさらに氷を入れています。トラックで運ばれる間、この氷で冷やされてうなぎは静かにしています。

 

トラックいっぱいに積んだ浜名湖うなぎはJR舞阪駅に近い浜名湖養魚漁業協同組合へと運ばれ、裂き作業がはじまります。

 

このようにして選別作業が行われ、搬出されているのですね。

 

稚魚から手塩にかけて育てられた浜名湖うなぎ。大事にいただきたいですね。

 

■資料提供:海老仙

■海老仙ホームページ:http://www.ebisen.info

■海老仙ブログ:http://ebisen.hamazo.tv

 

COLUMNIST

TOWTOWMI編集部

TOWTOWMI.JPの編集部スタッフが、遠州のおすすめ情報などを更新します。

go to pagetop