浜松の若き農家たちvol.7【三方原馬鈴薯農家・磯貝さん】

2016.03.27
三方原台地の酸性土壌の赤土と、太陽の光をいっぱいに受けて育つ「三方原馬鈴薯(ばれいしょ)」。でんぷん質が豊富で肌のきれいな高品質な馬鈴薯として、全国で高い評価を受けています。主に、ほくほくとした食感の「男しゃく」、煮くずれしにくい「メークイン」の2品種が栽培されています。
3年半前から西区大山町で馬鈴薯作りを始めた磯貝さんをご紹介します。
以前は、会社勤めをしていた磯貝さん。馬鈴薯農家の祖父の背中を見て育ち、週末は祖父の手伝いをしていました。
小さな頃から手伝っていたということもあり、土いじりが好きで、また自分の作ったものをおいしいと喜んでくれるのが嬉しくて、農業にむいていると感じ、農家になることを決心しました。
自然が相手ということもあり、台風や天候などでいろいろな苦労がたえません。しかし、その苦労を乗り越え、納得のいくものを収穫できた時は、それまでの苦労が吹っ飛び、手応えを感じるそうです。
「手をかけたものが、しっかりといいものになった時が一番嬉しい時です。食べた人に喜んでもらえるように、自分なりにこだわって、できるかぎりの手間をかけて作っているつもりですが、そんな想いが、できたものに反映された時にやりがいを感じています。」
また、「農業の難しさのひとつは、1年に1回しか作れないことです。10年やっても10回しか作れません。ベテランになるには、ものすごく時間がかかる奥の深いものだと感じています。」と語るいっぽうで、近くで教えてくれる先輩方がたくさんいて、相談できる環境があるので心強く感じているとのこと。
「思い入れをもって手をかけ作った作物は、自分にとって子どものような存在です。多少身体がつらい時でも、最後に出荷するところまでできることは全部してあげたい。そんな作業の連続が、自分にとっての農業ではないかと思います」と磯貝さん。
「いつも技術の指導をしてくれている師匠に少しでも近づき、認めてもらえるだけのいいものを作りたい」と語ります。そして、いずれは「この人が作ったものだったら大丈夫」と名前で信頼してもらえるような農家になるのが目標です。
また、産地として、三方原馬鈴薯のブランドをより一層広めていきたいと思います。他の産地もがんばっている中で、ブランド力の競争は激しいものですが、これだけ品質の高い馬鈴薯は他にはないと思います。自分たちの力で、もっともっとブランド力を高めていきたいです。
三方原馬鈴薯は、ほくほくとした食感で、食べた時に鼻にぬける風味がいいのが特徴です。塩だけをかけたシンプルな食べ方がおすすめなので、ぜひご家庭で試してみてください。
■資料提供:浜松市「新規就農者インタビュー」

COLUMNIST

TOWTOWMI編集部

TOWTOWMI.JPの編集部スタッフが、遠州のおすすめ情報などを更新します。

go to pagetop