浜松の若き農家たちvol.13【有機野菜農家・長谷川夫妻】

2016.10.25
浜松市北区三ヶ日町と三方原町で有機野菜を生産されている長谷川さんご夫婦をご紹介します。
ご主人は広島県出身、奥様は磐田市出身のおふたりは、馬鈴薯などの芋類、ナスなどの果菜類、玉ねぎなどのねぎ類といった有機野菜を少量多品目に栽培しています。
もともと、ご主人は、東京の大手ITベンチャー企業で10年以上勤めていました。在職中、2年間、世界一周の放浪旅に行ったのがきっかけで、世界の現実を知り、できるだけ地球と調和した生活が必要と思うようになったそうです。
その後、結婚し、奥様が化学物質過敏症だったこともあり、食べるものの安全性をより求めるようになったそうです。こうしたさまざまな環境や考え方の変化がきっかけで農業の世界にはいることに。
異業種からのチャレンジなので、基本的な畑仕事のすべてが慣れない作業で、苦労したことも。しかし、持ち前の好奇心とチャレンジ精神を原動力に、今まで乗り越えてきたそうです。
三ヶ日は、みかんの一大産地で、果樹を作るには最適の土地ですが、野菜作りには、土質が合わず、失敗するともたくさんあったそうです。また、同じ夏野菜でも種類によって生育期間や採れるペースが違うので、要望に応じた野菜を同時にそろえることが難しく苦労したことも。
「自分自身が心をこめて作ったものを、直接お客さまに届け、その喜ぶ顔を見られることは、やりがいにつながります。野菜嫌いの子どもが、自分の作った野菜だとおいしい!と、たくさん食べてくれるという話を聞いた時は嬉しかったです。また、夫婦いっしょに働いていられる毎日は、すごく幸せなことです。」と、ご主人。
また、農業は自然が自分を評価するので、うまくいけば自然の循環に合っていたということ、逆にうまくいかなかったということは、合っていなかったということ、と心から納得し、農業の醍醐味だと感じているそうです。
「今が夢の実践中でもありますが、まったくの素人の自分たちが、有機野菜農家として生計を立てていけるようになり、目標に向かって技術を磨いていきたいと思っています。また、その先の夢として、自分の経験をもとに、新規就農にチャレンジする若者を、日本だけではなく、世界をフィールドにし、応援し、指導していけるようになりたいです。」
長谷川さんご夫婦のような方が増え、農業や農村の生活に魅力に感じ、農業を志す若者が増えるといいですね。
■資料提供:浜松市「新規就農者インタビュー」

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TOWTOWMI編集部

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