遠州ブランドスピリッツ

STORY

暮らしによりそう、地域のブランドに

2015.07.06
■インタビュー/HUIS(ハウス) 松下あゆみ

地元で織られた「遠州織物」を使い、シャツやワンピースなどの日常着や服飾小物を企画・販売する「HUIS(ハウス)」。シンプルでありながら、細部にまでこだわりを感じるデザインと、着心地の良さで、デビュー直後から人気を呼んでいる。ものづくり未経験から、ブランドを立ち上げた松下あゆみさんが、ハウスに込めた想いを語ってくれた。

【第1話】

家族の風景にとけ込む、日常の服を

「一目惚れ」からはじまった、シャツづくり

T遠州織物を使った服づくりをされていますが、「HUIS(ハウス)」の生い立ちについて教えてください。
松下実際に仕事としてたずさわったことはないのですが、昔から、とにかく洋服が好きで、ファッション関連の雑誌を熟読したり、洋服屋さんに通い詰めて、お店の方たちと交流したりしていました。

そんな中、ブランド立ち上げの直接のきっかけとなったのは、2014年の2月頃、たまたま知り合いの方が、遠州織物工業協同組合の松尾事務局長さんを紹介してくださったことです。松尾さんにお会いして、協同組合に展示してある生地を、ひとつひとつ見ていたのですが、そこで、ある機屋(はたや)さんの生地に一目惚れしました。

あたためてきた、洋服への想い

Tどんなところに、惹かれたのでしょうか?
松下なんといっても、肌触りの良さです。この生地でシャツを仕立てたら、気持ち良いだろうな、と思いました。そこで、思い切って、自分の洋服に対する熱意と想いを松尾さんに打ち明けてみたところ、そんな私の気持ちを松尾さんが汲んでくださり、機屋さんをご紹介いただけることになったのです。
T松下さんの服への熱意が、松尾さんに伝わったのですね!
松下そうだと思います。その後、松尾さんにご紹介いただいた古橋織布(しょくふ)さんやパタンナーさんなど、それぞれの専門分野の方たちにご協力いただいて、綿密な打合せを重ね、少しずつ商品づくりを進めました。

家族の応援に、背中を押されて

THUIS(ハウス)」というブランド名には、どのような意味が込められているのですか?
松下「HUIS」というのは、オランダ語で「家」という意味なのですが、「白い家に暮らす家族と、その中に溶け込む白いシャツ」というのが、イメージにありました。「白い家」は、私たち家族の「家」のことでもあるのです。

それで、夫も一緒になって、いろいろな国の言葉の「家」という単語を調べました。最終的に、オランダ語の「HUIS」という単語が、つづりの感じや見た目がかわいらしく、想い描いているイメージに一番近かったので、これに決めたのです。
Tでは、ご主人の応援もあったのですね。
松下応援というより、夫も服が好きで、自分にぴったり合うシャツを作ってほしい、という下心があったようです(笑)。でも、せっかく、いろいろな方をご紹介いただいて、家族の理解もあり、これだけの条件がそろっているので、「もう今しかない!」という感じで始めました。

つづく

■PROFILE

HUIS(ハウス)

2014年10月より、遠州織物のシャツや服飾小物を企画・販売。オリジナルの生地を使い、細部にまでこだわり抜いたデザインで、愛着を持って長く着られる服づくりを目指します。ショールームやネットショップほか、遠州地域内のカフェやインテリアショップ等でも購入できます。

■ホームページ:http://1-huis.com/
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